日々のモヤー

マリー・ホール・エッツの絵本

2021.10.19

一番好きな絵本作家は?と聞かれたら、「マリー・ホール・エッツ!」と今は答えるような気がする。

子どもの頃、家にあったマリー・ホール・エッツの絵本は、「もりのなか」。あまり文字を読まない子どもだったので、モノクロの絵にあまり魅力を感じず、存在感のない絵本だった。

もりのなか
原作 In the Forest (1944)

長男が3歳くらいの頃?、久々に読み聞かせをしたら、なんとまぁ、素敵な絵本...!と大人になって気づいた。モノクロなのに、引き込まれる絵とストーリー。次から次へと現れる動物たちと、森の中での行進。主人公が男の子で、最後に出てくる大人もお父さんというのも珍しい。息子のお気に入りとなり、何度も「読んで」と言われた。その続編「またもりへ」の存在を知り、こちらは新しく購入。

またもりへ
原作 Another Day(1953)

ストーリーは、同じように森の中で動物たちと出会って、今度は腕くらべをするというお話。最後、お父さんとの会話が深いな、と思う。これも絵がとっても優しく、魅力的な絵本だった。

それを機に、作者のマリー・ホール・エッツのことを調べ、図書館で他の絵本も借りてみた。

どうぶつたちのナンセンス絵本
原作 Beasts and Nonsense (1952)

動物にまつわる詩集。これは、小学生向けなのかな。大人向けなような気もする。ほんとにナンセンスで、これを面白いと思えるかどうかは、試されている感じがする。

海のおばけオーリー
原作 Oley, the Sea monster (1947)

これは、どちらかというと大人向けなのかな...。ぐっとくる長めのコマ割りストーリー。表紙を見ると、怖い話なのかな?と思うけれど、中身は真逆。人間に捕らえられた子アザラシの冒険。冒険といっても、アザラシは、アザラシとしてちゃんと描かれていて、人間について考えさせられる深い話だった。子どもに読み聞かせをしたら、どんな反応があるのか?気になるところ。絵がとっても優しく、モノクロでこんな風に表現できるのかと勉強になる。吹き出しはついていなく、漫画ではないけど、このコマ割りの感じは、猫村さんを少し彷彿とさせた。ほしよりこさんは、マリー・ホール・エッツの影響を受けているのかな?

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